第15回運営小委員会 議事録(案)
1.開催日時:平成23年6月28日 10:00~12:00
2.開催場所:電源開発株式会社 本店 9階第3会議室
3.出席者 :勝村(東大)、石榑(RI協会)、内田・塚田(JEAE)、高松(千葉科学大)、平野・河村・藤原(電中研)、寺地(INSS)、高木・瀧口(東芝)、長尾(元東芝)、会沢・長瀬(日立GEニュークリア・エナジー)、西村(荘田委員代理_三菱)、大橋(オルガノ)、實重(鈴木委員代理_東電)、目黒・久宗(原電)、塚本(黒田委員代理_関電)、竹田(電源開発)、河合(中電)、渡辺(北海道電)【敬称略、順不同】
4.議事
(1) 水化学国際会議2014の国内開催について
瀧口氏より、2014年に開催される水化学国際会議の開催場所については、2010年にカナダで開催された水化学国際会議での投票により、日本(札幌)で開催することが決定している。しかし、3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震及び福島第一原子力発電所の事故に伴う社会状況の変化を踏まえ、水化学国際会議の国内開催についての今後の対応方針を検討するために6月7日に開催された事前打合せの議事メモの概要説明と国内開催への対応方針についての提案書の説明があった。また、予定通り国内開催するため基本計画を取り纏める水化学国際会議2014検討WG(仮称)の設置提案があった。
審議した結果、提案書については、現状の記載では、国内開催の可否が五分五分に読めるので、国内開催を前提に検討することが読めるように修文すること、国内開催が中止となった場合、2012年10月のパリでの国際会議でアナウンスすることでは遅すぎることから、事前に主要国と他国での代替開催について調整する旨の記載を追記することで、提案書は承認された。また、検討WGは、目黒副部会長を主査とし、WGのメンバーについては主査に一任することとした。
(2) 運営小委員会の体制について
久宗委員より、前回(第14回)運営小委員会において、今回(第15回)の運営小委員会までの検討事項となっていた、被ばく・廃棄物低減小委員会と将来構想検討WGについては企画担当委員の枠組みで行う、また、定例研究会小委員会についても、企画担当委員の枠組みで実施するとの提案があった。審議した結果、定例研究会小委員会については、窓口を明確にするため()書きで黒田委員とすることとした。また、被ばく・廃棄物低減小委員会と将来構想検討WGの扱いについては、継続検討することした。
(3) 標準委員会活動への対応について
久宗委員より、東北地方太平洋沖地震及び福島第一原子力発電所の事故に伴う電力会社の対応状況を踏まえた標準委員会活動について、標準化活動の重要性は十分認識しているが、現状では福島第一原子力発電所の事故対応のため、電力、メーカとも標準化に対応できない状況である旨の報告があった。
(4) 水化学部会活動への対応について
久宗委員より、東北地方太平洋地震及び福島第一原子力発電所の事故に伴う電力会社の対応状況を踏まえた水化学部会活動に関する電事連化学管理検討会での検討状況につき、次の通り報告があった。
① アジア水化学シンポジウム:3月28日に中止決定
② 定例研究会:本日(6月28日)開催、次回は10月18日 名古屋で開催予定
③ 水化学国際会議2014:水化学国際会議2014検討WG(仮称)にて検討
④ 2011年夏期見学会:開催は困難
また、水化学部会活動報告書については、福島第一原子力発電所の事故対応のため、電力、メーカとも報告書作成に対応できない状況のため、今後の状況を踏まえ検討して行くとの報告があった。この報告に対して、次回の運営小委員会において、進捗状況について報告することとのコメントがあった。
なお、2011年夏期見学会については、これから開催検討することはスケジュール的に無理であることから中止することとなった。
(5) 次回(第14回)定例研究会について
河合氏より、次回(第15回)定例研究会開催について、以下の通り提案があり、提案どおり承認された。
① 日時:平成23年10月18日(火)13:30~17:00
② 場所:東桜会館(名古屋市東区東桜)
③ 基調テーマ:水処理技術
(6) 2012年第7回水化学サマーセミナーについて
長瀬委員より、2012年第7回水化学サマーセミナーについて、以下のとおり説明があった。
① 開催場所:島根県松江市しんじ湖温泉「ホテル一畑」
② 基調テーマ:原子力発電プラントの安全維持と事故時に対する水化学技術のかかわりについて
③ 日程:【候補1】2012年7月11日~13日又は【候補2】7月4日~7月6日
また、核燃料部会から、部会等運営委員の竹田委員に、2012年に材料部会・水化学部会・核燃料部会の三部会合同の夏期セミナーを開催してはどうかとの連絡があったとの報告があった。
このため、上記二点について審議した結果、竹田委員から材料部会、核燃料部会に対して水化学部会で計画している第7回水化学サマーセミナーの情報を提供し、合同開催について1週間程度でご検討を頂くこととした。
(7) 水化学部会部会報(第5号)目次案について
西村氏より、2011年9月発行予定の水化学部会部会報(第5号)目次案についての説明があった。
審議した結果、水化学管理標準策定に係わる三部会合同タスクの検討状況については、合同タスクの結論がでていないことから、標準化されたPWR分析方法(ほう素・溶存水素・放射性よう素)について記載する、部会報は前回発行から1年経過していることから、水化学部会の1年間の活動報告を追加することで、目次案は承認された。
(8) 次回運営委員会は2011年10月18日(火)午前に東桜会館(名古屋市)で行うこととする。
以 上