第20回運営小委員会

第20回運営小委員会 議事録

 

1.開催日時:平成25年3月8日 10:30~12:10

2.開催場所:(一財)電力中央研究所 狛江地区本館2Fゲストカンファレンス

3.出席者  :勝村(東大)、高松(元千葉科学大)、長尾(元東芝)、内田・塚田(JAEA)、牧平(東電)、寺地(関電)、渡辺(北電)、目黒・村部・久宗・中野(原電)、平野・河村・藤原(電中研)、会沢・長瀬(日立GE)、志水(MHI、荘田代)、大橋(オルガノ)、瀧口・高木(東芝)、竹田(電発)【敬称略、順不同】

4.議事

(1) 平成25年水化学部会運営小委員会委員選挙結果について

渡辺委員(庶務担当)から、選挙管理委員長代理として、運営委員及び監事の選挙結果の報告があった。選挙は、投票者数106名で行われ、候補者全員が信任された。今回の選挙により、新たに、副部会長として、村部氏、勝山氏が就任されることになった。また、顧問に内田監事、監事に目黒副部会長、定例研究会小委員会の担当委員に寺地委員が就任し、高松顧問、黒田委員が退任することとなった。

 

(2) 2014年夏季セミナーについて

久宗委員(企画担当)から、次回のサマーセミナーについて提案があった。水化学部会のサマーセミナーは、隔年で開催しており、今年度は、3部会合同サマーセミナー(核燃料、材料部会、水化学部会)を松江市で開催した。次回は、2014年度の開催予定であるが、水化学国際会議2014札幌の準備活動を進めており、水化学部会員の負荷の増大や資金の面から検討した結果、2015年度または2016年度に延期するとの提案であった。また、前回の運営小委員会で、次回の春の大会の企画セッションは見送りとし、次回以降の企画セッションについては参加者の増加が見込まれる他部会との合同開催を検討することになったことから、部会の活動としてのサマーセミナー及び企画セッションの開催時期等について議論した。

議論した結果、サマーセミナーは、2014年の開催を見送り、2015年に3部会合同開催とし、水化学部会単独では2016年に実施する方向で企画担当委員を中心に、検討することとなった。また、企画セッションについては、2014年の秋の学会での開催は見送り、積極的に他部会や腐食防食協会などとの合同開催の可能性や時期、テーマも含めて企画担当委員で検討し、運営小委員会で提案することになった。

(3) 次回定例研究会について

志水氏から次回の定例研究会の開催について提案があった。テーマは、「スケール付着問題とその対応について」で、詳細は、今後、調整することになった。現状、発表内容は、PWRではSGのスケール付着や化学洗浄、BWRでは給水ヒーターやジェットポンプのスケール付着及び火力の事例などの発表が考えられ、三菱の取りまとめで、メーカ3社、電中研及びPWR電力を中心に検討することとなった。開催日及び場所は平成25年6月27日に三菱重工業株式会社 横浜ビルとなった。

 

(4) 平成24年度水化学部会会計報告について

大橋委員(財務担当)から、平成24年度水化学部会会計報告があった。平成24年度は、テキストの売上やサマーセミナーの余剰金で若干の黒字になった。審議の結果、予算は承認された。

 

(5) NPC2014札幌実行委員会、RADEM’14準備委員会の活動状況について

瀧口氏から、NPC2014札幌実行委員会、RADEM’14準備委員会の活動状況について報告があった。今後の予定は、第2回NPC組織委員会を5月22日に原電で開催予定となっており、報告資料の事前準備のために、監事や有志で、準備会を開催するとのことであった。また、第8回の実行委員会は、組織委員会の結果を踏まえて、6月7日に開催する。

また、大橋委員から、収支予算案の説明があり、特にコメントはなかった。

 

(6) ICPWS16の概要と欧文誌50周年記念誌Review paperの状況について

内田監事から、平成25年9月に開催されるICWS-16(イギリス、International Conference on Properties of Water and Steam)で、原子力関係から25件の応募があったとの報告があった。水化学部会からは、勝村部会長、電中研 米田氏、内田監事、平野監事、塚田委員が発表されるとのことであった。

また、欧文誌50周年記念誌Review paperの状況について説明があった。Review paperは、11月に学会へ提出し、来週HP及び記念誌4月号に掲載されるとのことであった。

平野監事から、ICWSの状況(水化学ガイダンス、蒸気相)について、次回の運営小委員会か定例研究会で紹介されるとの情報があった。

 

(7) 水化学部会の活動について部会員からの意見に対する対応について

前回の小委員会で、部会運営の透明性の確保、部会員の意見の吸い上げ、議事録整備に関わる意見の紹介があり、これを受けて、高木委員(庶務担当)から提案があった。

・部会運営の透明性については、定期的な選挙の実施やアドホックな動きについては運営小委員会で発議、承認している。

・意見の吸い上げについては、再考の余地がある。

・議事録の整備については、これまで通りHPに議事録を掲載し公開するが、確実に実施し部会員に周知することとする。

・今後、HP活用等で、部会員の声を吸い上げる仕組みを検討する。

提案を受けて、以下の議論があった。

・部会員の声を反映する仕組みについては、部会員専用のHPを検討する。

・内田監事から、「被ばく・廃棄物低減WG」、「将来構想検討WG」は、企画担当委員が検討中となっているとの指摘があった。WGについては、次回以降、議論していくことになった。

・勝村部会長から、他の学会では、HPに新しい記事が出た場合にはメール配信しているので、水化学部会でも同様に対応できないか検討して欲しいとのことであった。今後、発信の仕方を含め、検討することとなった。

・部会運営の透明性については、部会運営小委員会等の実績を大事にし、情報発信に努めてきた。部会運営の透明性については、足りない点については改善していく必要がある。今後、国際会議やこれからの活動のためにも、部会員の水化学部会員の意思を統一するために、水化学部会の透明性の確保に努め、部会員に協力をお願いする必要がある。

以上の議論を踏まえ、上記の内容を部会の全体会議に報告するとともに、意見を頂いた部会員には議論の結果を個別に伝えることとなった。

 

(8) その他

・勝村部会長から、平成25年10月14日に開催されるアジア水化学セミナー(台湾)の参加予定者について確認があった。確認した結果、二桁の参加見込みであった。

・寺地委員(企画担当)から、被ばく低減の検討WGに関する状況についての説明があった。被ばく低減の情報公開等の活動を進めてきた。厳しい社会情勢のなかで、電力社内では被ばく低減の目標を立てるという状況になく、積極的に検討することが難しい状況である。「被ばく・廃棄物低減WG」については、次回以降、進め方を別途議論することになった。

以 上