第24回運営小委員会

第24回運営小委員会 議事録

1.開催日時:平成26年6月17日 10:30~12:15

2.開催場所:(財)電力中央研究所 狛江地区 本館2階 ゲストカンファレンス

3.出席者  :勝村(東大)、内田・塚田・塙(JAEA)、寺地(関電)、目黒・久宗・中野(原電)、荘田(三菱重工)、会沢・長瀬(日立GE)、平野・藤原・河村(電中研)、牧平(東電)、大橋(オルガノ)、瀧口(元東芝)、高木(東芝)、武田(北電)、星野(電発)【敬称略、順不同】

4.議事

(1) 委員の交代について

高木委員より、庶務委員2名について4/1付けにて、北海道電力(株)渡辺委員の後任として武田氏が、電源開発(株)窪田委員の後任として星野氏が交代する旨提案があり、承認された。

また、財務担当委員の東京電力(株)牧平委員が、7月の異動に伴い退任する旨紹介があり、後任については次回委員会にて審議する。

(2) 企画セッション、定例研究会及びサマーセミナーの計画案について

久宗委員(企画委員)より、学会年会の企画セッション、定例研究会及びサマーセミナーの計画案について提案があり、審議を行った。

 ① 企画セッション

今後も核融合工学部会、核燃料部会、材料部会等と共催して行くこととするが、2015年春の年会の開催に際しては、10月末までに企画提案準備を進める必要があり、同時期開催のNPC2014札幌国際会議対応の委員の負担を考慮して、提案を取り止めたい旨提案があった。これに対し、以下の意見があった。

 ・2014年秋の大会での企画セッションは、NPC2014札幌国際会議の開催があり既に参加を取り止めており、今後の継続的な参加を考えると、次回春の大会は参加した方が良い。

 ・来年の春の参加であれば準備期間としては対応可能であり、参加するのであれば水化学部会としても重要課題の一つである福島汚染水処理の問題が、社会的にも関心が高く良い。

 ・バックエンド部会にて検討されている汚染水処理の例えばゼオライト吸着材に係るデータは、非常に興味のあるテーマであり、バックエンド部会との共催はできないか。

 ・メーカサイドでも汚染水処理は重要な課題と認識しており、可能なら技術紹介を行いたい。

 など

以上の意見を踏まえ、2015年春の大会では、企画セッションの提案を行うこととし、一案としてバックエンド部会との共催にて進める方向で、庶務委員及び企画委員にて合同開催に対する感触を打診することとし、次回委員会に企画提案を行うこととする。

なお、バックエンド部会との共催が困難な場合には、次善策として水化学部会単独参加にて、NPC2014札幌国際会議の総括的な報告を行うなど別テーマを検討していく。

 ② 定例研究会

定例研究会は、2010年頃から秋の開催は電力持ち回り(北陸、中部、九州電力等)とし地方開催にて進めてきたが、プラント停止期間の長期化に伴い、電力会社からの発表テーマが限定されることから、開催場所を従来の東京開催に戻し、テーマについては、福島事故対応としてこれまでの汚染水処理の他、再稼働対応について、また、年内に検討が一段落する水化学管理標準、共通の課題である人材育成等をテーマに今後進めて行きたい旨提案があった。これに対し、以下の意見があった。

 ・水化学管理標準は水化学部会員にも広く見てもらうことが重要である。

 ・人材育成については、カナダAECLの例等、海外事例にも着目すると良い。

 ・地方開催とした場合には、開催運営対応を行った担当電力から多くの参加が期待できるが、一方で、1社だけで発表者を取り決めるのは難しいなどデメリットもあり、例えば東京開催とし、在京電力以外に地方電力も運営に参加するなどの方法はどうか。

 ・地方電力の人に多く参加してもらうためには、主催電力の開催地で行うことが前提で、東京開催ではそのメリットが薄れる。

 ・運営小委員会は東京、定例研究会は地方にて開催など、旅費の面から個別に開催する方法もあるのでは。

 ・定例研究会は、電力にとっても情報を得る上で重要なものであり、東京開催に参加しづらいようであれば、地方開催も考慮すべき。

 ・原則の東京開催に拘る必要はなく、幹事の負担軽減のため、持ち回りにしてはどうか。

 ・各発電所の情報を知ってもらうことも重要であり、発電所の見学を兼ね、各社持ち回りでいろいろな場所で行うのが良いのでは。また、1社でやる必要はなく、複数社で対応することが良ければ、そういった提案を行うことも良い。

 など

以上、定例研究会については、メリット、デメリットを考えると、東京開催あるいは地方開催に決めることは現実的でないことから、開催運営方法については継続して検討を行う。 次回来年3月の定例研究会は、電源開発(株)主催にて開催することとし、テーマは、水化学管理標準及びNPC2014札幌国際会議報告を行う方向で検討することとし、次回運営小委員会で審議する。

 ③ 材料部会、核燃料部会及び水化学部会との3部会合同サマーセミナー

3年に1回の頻度にて開催してきており、次回は2015年度が開催時期となる。次回幹事は核燃料部会で、材料部会、核燃料部会とも予定どおり開催することを考えており、水化学部会としても開催を前提に計画を進めることとし、当面、庶務委員及び企画委員にて対応する。

また、2年に1回の頻度にて開催している水化学部会単独のサマーセミナーは、次回は2016年度が開催時期となり、3部会合同を含めると毎年度の開催となることから、委員の負担軽減等を配慮し、時期をずらす等見直し、次回・次々回の委員会にて審議する。

(3) 次回運営小委員会の開催について

次回の開催は、NPC2014札幌国際会議開催後の11月10日(月)13:30~、原電本店にて開催する。

 

(4) NPC2014札幌実行委員会、RADEM’14活動状況と今後の予定(報告)

瀧口氏(NPC2014実行委員)より、前回運営小委員会(3/6)以降のNPC2014実行委員会の活動実績について、また、今後の予定として、7月31日の早期参加登録、論文原稿提出の締め切りを踏まえ、開催に向け具体的な準備を進めて行く旨、報告があった。

また、内田委員より、NPC2014報告記事の原子力学会誌、Nuclear Materials誌への投稿検討状況について、高木委員より、1F特別セョションへの講演依頼を行いNegin氏より快諾を得、旅費等具体的な調整を進めて行く旨報告があり、これらについては次回の実行委員会で検討、審議する。

 

5.その他

塚田委員より、SWIS/ZWIS合同勉強会を3部会合同(核燃料部会、材料部会及び水化学部会)にて7月4日(金)、「燃料-材料-海水の相互反応」をテーマに開催する旨、紹介があった。

また、星野委員より、先月開催された>H25年度第3回部会等運営委員会での議事内容として、2015年度以降の年会大会の開催地確定、現地委員参加料免除の 廃止、審議メールの簡素化、本部配布金の利用に係る規程類の改訂等状況について紹介があった。

 

以 上