第27回運営小委員会

第27回運営小委員会 議事録

1.開催日時:平成27年6月15日 10:00~12:00

2.開催場所:オルガノ(株)本社ビル2階 211会議室

3.出席者  :勝村(JRIA)、内田・塚田・塙(JAEA)村部・目黒・久宗・中野(原電)、長谷川(東電)、久家(関電)、寺地(INSS)、稲垣(中電)、荘田(三菱重工)、会沢(日立GE)、河村・藤原(電中研)、大橋(オルガノ)、瀧口(元東芝)、高木、山本(東芝)、室屋(大阪大学)、浦戸(四国電力)、星野(電発)【敬称略、順不同】

4.議事

(1) 前回議事録の確認

庶務担当より既にメールて回覧済みであることから、本委員会で承認し、追加でコメント等あれば庶務担当まで連絡することになった 。

(2) 企画担当の活動計画(定例研究会、企画セッション)について(審議)

久宗委員(企画担当)より活動計画案について提案があり、議論の結果、以下のとおりとなった。

 ・企画セッションについては、今現在もプラントが停止している状況であり、一方で、汚染滞留水処理や二次廃棄物の処理処分など福島事故関連の話題に大きな関心が寄せられていることから、今後も他部会との合同セョションにて同テーマを取り上げて行く。

 ・定例研究会については、プラント長期停止に係る保管・再稼働対応等、廃炉措置及び福島事故関連の他、人材育成の観点から基礎・基盤技術もテーマに加え、向こう2年間程度先までの長期計画について企画担当を中心に検討し、次回委員会にて議論を行う。

 ・次年度開催時期に当たる当部会単独の夏期セミナーについては、今年7月開催の3部会合同セミナーを含めると2年連続となるが、前回単独開催からは数年経っていること、また、プラント停止が長期続く中、より一層若手技術者を対象としたセミナー開催の意義、要望が大きいことから、予定通り開催することとする。企画担当を中心に計画案を検討し、次回委員会に提案、審議する。

 ・水化学部会の活動基盤にもなる当部会策定のロードマップについても、福島事故を起因とした情勢変化等を踏まえ見直しする時期を迎えており、まずは企画担当を中心にその方向性を検討のうえ次回委員会に提案し、議論を進めて行く。

(3) 次回定例研究会について(審議)

浦戸氏(四国電力)より、秋の定例研究会の計画案について提案があり、10月22日(木)午後、四国電力(株)総合研修所(高松市)にて、「長期停止後の再稼働対応及び再稼働に向けた化学管理」をテーマに開催することになった。

四国電力より長期停止中の化学管理と再稼働に向けた取り組みについて1件発表し、その他、九州電力、関西電力及びプラントメーカ(PWR・BWR)へ発表を依頼する予定である。施設見学の有無も含め、発表依頼等関係機関との調整を進め、来月中を目途にプログラムを具体化する。

なお、同日午前に運営小委員会を開催する。

(4) 3部会合同夏期セミナーについて(審議)

企画担当及び庶務担当よりプログラム案、収支見通し及びセミナー役割分担について準備状況の説明があった。

本プログラム案にて引き続き調整を進めるとともに、現状にて収支は黒字見通しであるが、定員に対し参加登録者数が芳しくないことから、各委員においては引き続き所属機関等での参加斡旋を行い、電力関係者に対しては庶務担当より再度参加斡旋を行う。また、座長及びポスター審査員は、セミナーに参加する委員の中から、庶務担当にて選出させていただくこととなった。

(5) アジア水化学シンポジウム2015について(審議)

久宗委員(企画担当)より、報告書の作成対応について提案があった。

国内から7名の参加予定であり、分担して概要を作成し、報告書として取り纏めることとし、インド主催国の案内ホームページにてプログラム詳細が掲示され次第、作成分担割を行う。

(6) 「核分裂生成物挙動」研究専門委員会準備会について(報告)

前回の運営小委員会にて提案、承認され活動を開始している本準備会について、内田顧問より活動状況の報告があった。

これまで2回開催しており、第1回(4/2、13名出席)では、本準備会は新規研究専門委員会の設立を目指し、Phebus FPプロジェクト関連の文献調査を分担して行い、その成果を報告書としてまとめて行くこととし、第2回(6/9、14名参加)では、話題提供として「過酷事故時のFP挙動」に係る文献調査の報告を行っている。第3回(8/25開催予定)以降、数回開催し報告書原案を作成していく予定である。また、本報告書は水化学部会名にて、部会等運営委員会他必要な学会の承認、手続きを経て、出版する予定である。

本準備会は、前回の運営委員会にて内田顧問より提案のあった通り、研究専門委員会等の新規委員会発足に向け、まずは水化学部会内での準備活動の場として運営していくことを再確認し、その活動状況については、引き続き、運営小員会の中で報告していただく。

(7) 2015年 春の年会 企画セッション結果報告について(報告)

高木副部会長より、今年3月の春の年会にてバックエンド部会との合同にて開催した、福島第一の汚染滞留水処理をテーマとした企画セッションについて報告があった。

東京電力から汚染水対策に関する全体概要の報告があり、東芝及び日立GEからその処理技術、IRID・JAEAから二次廃棄物の処理処分について報告された。両部会を中心に100名超の参加があり、本テーマについて大きな関心が寄せられていることが伺える。

汚染滞留水処理は着実に進捗している一方で、そこから発生してくる二次廃棄物の蓄積が今後は大きな課題となってくる状況であり、両部会で互いに情報を共有し、それぞれの立場で何ができるか討議を重ね、検討を継続していくことが重要である。併せて、今後も定例研究会等において定期的に福島事故の話題を取り上げて行く。

(8) 2015年 秋の大会 企画セッションについて(報告)

秋の大会においては前回運営委員会にて見送ることになっていたが、加速器部会より問い合わせがあり、加速器・ビーム科学部会の企画セッションに水化学部会として協力する形にて参加することで、準備を進めている旨、高木副部会長より報告があった。

企画提案書は、加速器・ビーム科学部会より事務局に提出されており、水化学部会からは勝村部会長及び高木副部会長が講演を行う予定である。

また、次々回2016年春の大会については、既に企画セョションを開催することとしており、提案書締切(10月末)の1ヶ月前迄を目途に検討し、提案する。

(9) 委員の交代について

村部副部会長(日本原電)が6月30日付にて東京電力の福島第一廃炉推進カンパニーへ異動になられるとのこと、この度、副部会長をご退任されることとなり、御挨拶をいただいた。

以 上