① タスク:
水化学ロードマップ2009を改定すること。改定にあたり下記視点に立ち検討した。
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- 構造材料の高信頼化、燃料の高信頼化などに関し、最新の深層防護の考え方を念頭に置き、自主的安全性向上の視点を重視して、新たな研究・技術課題を抽出
- 1F事故後の活動を踏まえ、「核分裂生成物挙動」や「事故時対応の水化学」等についても新たに取り上げ、事故の拡大抑制技術の高度化ならびに事故炉の廃炉推進に向けて取り組むべき課題を検討
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② これまでの活動実績:
14回のWGを開催し、ロードマップ原案がほぼ完成した。本ロードマップでは、構造材料の高信頼化、燃料の高信頼化、被ばく線源低減、環境負荷低減などの安全基盤研究、水化学・腐食・核分裂生成物挙動に係る共通基礎技術や人・情報の整備を包含する共通基盤技術、事故時対策や事故炉の廃炉推進に係る水化学に対し、課題を抽出した。各課題に対し深層防護との関連付けを行った上で、課題の必要性、背景、目的と達成時期、実施概要、実施体制を取り纏めた課題整理票、導入シナリオ、技術マップ、および研究・技術開発工程を取りまとめた。
2019年9月12日の原子力学会2019秋の大会の水化学部会企画セッションにおいて本ロードマップ原案の概要を紹介し、材料部会、核燃料部会および原子力安全部会を中心に参加者から意見を聴取する。本改定版は、水化学ロードマップ2020として、2020年3月の発刊を目指す。
③ 設置期間:2017年 ~2020年3月(予定)
④ 主担当委員:
主査:渡邉豊部会長(東北大学)
幹事:河村浩孝(電中研)
⑤ メンバーの募集要項:現在、メンバーの募集はしておりません。