2023年春の年会

  1. 日時
    2023年3月14日(火)13:00~14:30
  2. 場所
    東京大学駒場キャンパス
  3. セッションタイトル
    プラント再稼働に必要となる水化学の取り組み
    座長 (東北大)渡邉 豊 教授
  4. 講演タイトル
    (1) PWRプラント再稼働に向けた1,2次系水化学の取り組みについて
    (MHI)前田 哲宏 氏
    (2) PWRプラントの高経年化対策としての一次冷却材の溶存水素濃度最適化に関する取り組み
    (原電)杉野 亘 氏
    (3) プラント長期停止後のCF逆洗管理について
    (東北電力)六沢 隼人 氏
    (4) BWRプラントの腐食電位測定
    (日立)伊藤 剛 氏
  5. 概要
    2011年の震災以降、国内原子力プラントは長期間の停止を経験したが、PWRでは徐々に再稼働が進み、BWRでも再稼働の準備が進められている。本セッションでは、水化学の観点から、再稼働のために行ってきた取り組みや、再稼働後の材料健全性維持、水質浄化などの安定運転のために実施中の取り組みついて、PWR、BWR双方の電力会社とメーカーから講演を行い、今後の再稼働および安定的な運転継続に資するものとする。さらに講演の後に、講演者、会場の参加者を交えて総合的に討論を行い、プラントに必要な水化学上の取り組みについて意見交換を行う。

2024年春の年会

  1. 日時
    2024年3月27日(水)13:00~14:30
  2. 場所
    近畿大学東大阪キャンパス
  3. セッションタイトル
    水化学部会、核燃料部会合同セッショ「事故耐性燃料(ATF)開発と水化学の取り組み」
    座長 (電中研)河村 浩孝 氏
  4. 講演タイトル
    (1) PWR向けCrコーティング被覆管の開発状況
    (MHI)岡田 裕史 氏
    (2) FeCrAl-ODS燃料被覆管の開発状況
    (NFD)坂本 寛 氏
    (3) SiC被覆管・チャンネルボックスの開発状況
    (東芝ESS)大脇 理夫 氏
    (4) BWRにおける燃料と水化学の相互作用とATF導入前の検討課題
    (日立GE)長瀬 誠 氏
  5. 概要
    事故耐性燃料(ATF)の開発が世界的な潮流となっている。燃料被覆管材料と水化学の相互作用の観点からは、腐食挙動に及ぼす水質影響、燃料被覆管表面での放射性核種の付着/剥離挙動の炉水放射能濃度への影響など、様々な検討を行う必要がある。本企画セッションでは、3種類のATFについて、それぞれの特徴と最新の開発状況を紹介するとともに、水化学面での課題や要望を明らかにする。特に、水化学の視点からは事故耐性燃料導入前に検討しておくべきと考えられる課題を提示し、燃料材料と水化学の関係についての認識を共有する。また、総合討論を開催し、ATFの早期実現のために必要な取り組みなどについて意見交換を行う。